術後の経過は良好らしく早くも退院という話になった。退院後の生活はそこまで制限はなく、激しい運動は控えるというくらい。生活にあたっては機動力がザメル(ガンダムに登場するごっついモビルスーツ)程度になってしまっているので、歩くのがとことん遅い。ただ、車の運転は１ヶ月は控えるようにと医師から言われた。まだ動くとお腹の痛みが少しある(特にくしゃみが痛い)ので、ブレーキを踏むのが痛みで甘くなると事故になるからという理由。そしてこれらの退院の説明はしばらく見なかった志田未来から受けた。おや、今日は出勤だっか。最後までお世話になりました。
迎えが来るまでベッドでぼんやりしていると、なにやら向かいのベッドが騒々しい。どうやら1度受けた手術で合併症？らしきものが発生したらしく、午後に急遽再手術になってしまったよう。
おじさん、輸血用に太めの注射を打たれることが嫌で抵抗している様子。
おじさん「前の手術ではこんな注射は無かったよ」
看護士「そんなことないです」
おじさん「いや、麻酔の後に打ったんだって」
看護士「いいえ、皆さん麻酔の前に打っていますよ。だって麻酔の後に打ってたら◯◯さんはそれがわからないですよね？」
おじさん「………」
おじさん、もう悪あがきはよしなよ
